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2024/08/23

ミニカーとダイカスト コレクションのきっかけを探す旅 最終回

番外編 いつも写真に写っているのは何?

 コレクションのきっかけを探す旅は前回の7話で終着駅に到着し、無事に旅は終わったのですが、ブログの読者様より『毎回、写真に写っている巨大なミニカーらしきものは何?』とのご質問がありましたので、今回は旅の番外編としてお伝え致します。

毎回写真の後ろに写っている、巨大な物体。

 実はこれはミニカーに分類されるのかは不明なのですが、完成品として販売されている玩具になります。

ドイツの玩具メーカー『BRUDER』社の玩具です。BRUDERは1926年創業の老舗玩具メーカーで、現在は働く自動車を中心に1/16という大きなサイズの玩具を製作・販売しています。子供たちに自動車の構造や、働く事の楽しさを教えるための『知育玩具』の分類に入ります。日本の知育玩具と違い、簡素化して大体の形で造ることはせず、タイヤの造形やミラー、内装に至るまで細部まで細かく作りこまれており、ディスプレイモデルとしても十分に通用するレベルの商品です。相手は子供だからこの程度で良いだろう・・・という誤魔化しも妥協も感じられない、立派でかつ真面目な玩具です。2年ほどまえに中古玩具店で発見し、一目ぼれして購入してしまったものです。

いつもバックに写りこんでいたトレーラーはドイツのトラックメーカー、MAN社の大型トレーラーです。全長は1m近くにもなる巨大な玩具で、欧州の子供たちはこれを砂場(欧州にもあるの?)や庭で押して遊んでいるのであろうか?と思うと羨ましく思います。贅沢極まりない玩具です。汚れたら汚れた分だけ格好よくなる・・・素晴らしい一台です。

正式名はドイツのMAN社 TGAというトラックだと思います。荷台のパワーショベルもBRUDER製で、これも中古で発掘して、いつもコイツの荷台に載っています。見栄えは非常に良い商品です。ただし、置き場に困っています。非常に(笑)。

BRUDER熱は収まらず、その他にも10台ほどコレクションしておりますので、他も少しご紹介します。今回の旅の中で映画『カーズ』の回でも紹介した、アメリカのMACK TRUCK社のトラック。そして、ダッジ・ラムのトラック。

MACK TRUCK社のダンプトラックです。

このようにボンネットもドアも荷台も可動します。子供が構造を理解して、ガチャガチャ動かせるようになっています。

そして同じくMACK TRUCK社のゴミ収集車。横のダイヤルを回すと、内部のブレードが動いて、ゴミを圧縮する機構も再現されています。

これはアメリカ、ダッジ社のダッジ・ラム・パワーワゴンです。珍しいスノーブレードを装着しています。荷台の小物は100円ショップで購入したものをごちゃごちゃと積載しています。お気に入りの一台です。

 あまり量販店では見かけないミニカーですが、NETなどでBRUDERと検索すると、取り扱っているお店を探す事が出来ます。お店によって価格にバラツキがありますが、働く車が好きな方々、トラック・ダンプ・ブルドーザー・消防車など沢山ラインナップされていますので、お気に入りの一台を是非一度手に取って頂きたいモデルになります。小さなお子様やお孫さんのいらっしゃる方、プレゼントにいかがですか?その後、ミイラ取りがミイラになる事がないように。

さて、長期間にわたり旅を続けて参りましたが、今回で終了です。次回の企画も検討中です。(やるんかい!!)

ではまた。

ロータスのおぉ神様より

2024/08/05

ミニカーとダイカスト コレクションのきっかけを探す旅 最終回

もうミニカーでは無い?劇中メカ

  皆様と巡ってまいりました劇中車から始めるコレクションの旅も、一先ず今回で最終回となります。最後は超変化球で攻めたいと思います。題して『映画は好きですが・・・劇中車が登場しない場合はどうしますか?コレクション』です。

 今回の縛りは、劇中で車両は登場しないのに、無理やりミニカーになっているモデル、更にダイカスト化されているモデルをご紹介します。更に更に縛りを入れて、ミニカー専門の会社が真剣に造った、車では無い劇中メカです。

要は、ミニカーコレクションは人それぞれ個性があり、自由だという事を知っていただければと思ってご紹介します。

●スター・ウォーズ

1977年~現在 アメリカ 創作者 ジョージ・ルーカス

SF映画と言えば?と質問すれば、この映画がダントツで一番でしょう。今も続編やサイドストーリーが放映され続ける、不朽の名作です。何故か最初はPART4・PART5・PART6と続き(当時の撮影技術では1話~3話が再現出来なかった為と言われています)その後にPATR1~3、PART7~と続くまさにスペースファンタジーという壮大な物語です。これだけ長く愛される映画ですので、劇中で登場する数々のメカ達も、今もファンに愛され続け、ミニカー化されたモデルが多数存在します。

 『A long long time ago・・・』遠い遠い昔の物語

写真のミニカーは全て日本のトミカ製です。流石にトミカです、どんな手を使ってでもミニカーにするぞ!!(失礼)という意気込みが感じられます(笑)。 左奥からスター・デストロイヤー、タイ・ファイター、AT-ATスノー・ウォーカーの帝国軍のメカ。そして手前左からXウィングファイター、ミレニアムファルコン初期、ミレニアムファルコン後期、Yウィングファイターの反乱軍のメカ。

ボディはダイカスト製、全てお腹側にはタイヤがついていて(AT-ATは足の裏)手で押せば走らせる事が出来ます。圧巻なのはタイ・ファイター、ディスプレイ用の台座にタイヤを付けるという、タカラトミーの意地を感じます。

『宇宙一速いガラクタ』、ミレニアムファルコンはアンテナに注目して見ると、写真左はエピソード4~6、写真右はエピソード7~の仕様になっています。アンテナの形が丸から四角になっている・・・細かい(笑)。『俺のファルコンは、光より0.5速く飛ぶぜ。』ハリソンフォード・・・いやハン・ソロのセリフが聞こえてきそうです。

●その他 海外の地面を走らない劇中メカのダイカストミニカー(表現が難しい・・・。)

 今度はアメリカのマテル社のミニカーブランド、ホットウィールからいくつかご紹介します。今では玩具店以外でもスーパーやコンビニなどでも見かけるようになった、おそらく世界一のミニカーブランドでしょう。このブランドは本当に様々なジャンルのミニカーを手掛けています。子供の玩具と思ったら大間違い、実は大人にも響く映画のアイテムもこっそり登場しています。

写真左は、先ほどご紹介した『スター・ウォーズ』の台頭、映画『スター・トレック』シリーズの主役の宇宙船、USSエンタープライズ号です。そして中央はトム・クルーズ主演の名作1986年の『トップ・ガン』より、主人公マーヴェリックの愛機、何故か2022年に公開の『トップ・ガン・マーヴェリック』でも登場するF-14トムキャットです。そして写真右は少しマイナーになりますが(勝手な見解で申し訳ありません)、2014年の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のミラノ号です。

全て潔くタイヤはありません。しかし、ダイカスト製で適度な重さがあり、コレクションには最適です。トムキャットは写真のように、トムキャットの代名詞、可変翼が展開します。名言『Don’t think, just do』『考えるな・・・行動しろ』がミニカーを手に持った瞬間に聞こえてきそうです。

●日本のアニメより 地面を走らない劇中メカのダイカストミニカー(もっと良い表現があるはずだが・・・)

 写真奥は現在のリアルロボットアニメの原点『機動戦士ガンダム』から、主人公達の成長を最後まで守り続けた我が家的な存在、強襲揚陸艦ホワイト・ベースです。トミカ製で本体にはタイヤは有りませんが、ディスプレイ用の台車にタイヤが付いています。小さいながらもホワイト・ベースの特徴をよくとらえた見事な出来栄えです。

そして写真手前の3機は、ロボットアニメにドロドロの恋愛三角関係の物語と音楽というジャンルを追加したら、見事に男女問わずのファンを獲得した(笑)、『超時空要塞マクロス』から、VF-1バルキリー3種です。こちらもトミカ製ですが、このモデルは観賞用と割り切ってタイヤはありません。その分ディテールはしっかり造りこまれています。左からロイ・フォッカー機、一条輝機、マクシミリアン・ジーナス機です。今後のバリエーションに期待しちゃいます。是非とも柿崎機を・・・。

 余談ですが、前の写真で紹介したトップ・ガンの戦闘機F-14トムキャットをモチーフに変形ロボット化したものがバルキリーですので、双方良く似ています。

さて、7回に渡ってご紹介したコレクションのきっかけを探す旅もようやく終点です。ミニカーコレクションは価格が高ければ偉い、量が多ければ偉いというものではありません。皆さんの思い入れのある1台、思い出が蘇る1台だからこそ価値があるのだと思います。アニメやドラマ、映画をご覧になった後、記念に1台コレクションしてみてはいかがでしょうか。

ではまた。

ジブリトミカより

ロータスのおぉ神様より

2024/07/19

ミニカーとダイカスト コレクションのきっかけを探す旅 6

アニメーションの劇中車その2

 劇中車から始めるコレクションの旅もそろそろ後半に突入します。色々とお話のネタを探りに、僕の棚を見返していますが、劇中車という縛りで見てもそれは膨大な数になり、映画に例えるならば『ネバー・エンディング・ストーリー』(笑)。

 今までは実車が存在する劇中車、実車は存在しない架空の劇中車、はたまた実車ベースに改造されたものをご紹介して参りました。さて今回はその中間、劇中に実車も架空車も混在するけれど、物語上では全て架空車??という難解な、しかし素晴らしいアメリカのアニメーション作品から、今回も超変化球でお届けします。

●CARS

2006年 アメリカ 監督 ジョン・ラセター 主演(声)オーウェン・ウィルソン

ピクサーの名作のひとつ、カーズです。車好きでも車に興味が無くても、子供から大人まで楽しめるCGアニメーションの物語です。カーレース界に突如現れた新人天才レーサー、ライトニング・マックウィーンの挫折と成長の物語です。人物は一人も登場せず、機械だけの世界を上手に楽しく表現しています。ピクサーの作品は僕の個人的な意見ですが・・・どの作品も日本語吹き替え版が一番しっくり来る(笑)。主人公のマックウィーンは架空のレーシング・カーですが、それ以外のキャラは、実はほとんどモデルとなる実車が存在します。カーズの凄いところは、『子供たちよ、解らない事はパパやママに聞きなさい。又は自分で調べて考えなさい。』という部分。登場するキャラクターの詳細は無く、後で実車が存在している事に気づいて、実車を見びっくりするというネラいかも知れません。皆さんも調べてみてはいかがでしょう。

※ピータービルト

カリフォルニアで開催されるピストンカップの年間優勝決定戦に一番乗りするために、相棒のトランスポーター、マックに労働基準法を無視させて(笑)、無理を言って夜通し走るように指示したマックウィーン。疲れて居眠り運転をしたマックのコンテナから放り出され、道に迷うシーンで少しだけ登場します。暗闇の中、マックのテールランプだと思いこみ、マックウィーンが必死に追いかけます・・・『待ってよ。マック!!』。やっとの思いで追いついて良く見ると、それは全く違うトレーラーの姿。『マックだと!!俺の名前はピータービルトだ!!ヘッドライト付けて良く見やがれ!!』と怒る、それがこのピータービルト。

 『待ってよ!マック!!』

『俺の名前はピータービルトだ!!マックじゃねぇ。』

 このやり取り、詳細を知ると面白さが倍増します。ピータービルト社はアメリカのトラックメーカー、同じくアメリカのトラックメーカー、マックトラック社とはライバルです。双方実在するトラックをモチーフにしていて、名前もそのまま(笑)。

 そして更にマックウィーンはアメリカの超人気レースカテゴリー、NASCARのレースカーをモチーフにしていますので、ヘッドライトはただのヘッドライト模様のステッカーになっています。ですから夜は見えないのですね。この説明をちまちましない所が、この作品の良い所。また、自動車を擬人化した設定時に、よくあるヘッドライトを “目” にしなかった事がキャラクターの表情を豊かにした要因でしょうか。(マックウィーンは続編の『カーズ2』でナイトレースに参加するために本物のヘッドライトに改造されます。)

マックとピータービルト、日本だったらいすず君と日野君かな?

 こういう小ネタを知った上で、改めて観直してみるのも良いかと思います。ミニカーは、ピータービルトはアメリカマテル製、マックとマックウィーンは日本のトミカ製です。

僕の好きなドク・ハドソン。実車のハドソン・ホーネットもNASCAR1952年のチャンピオンマシーンです。実車のゼッケンも51番です。原作の声優は故名優ポール・ニューマンが演じています。ポール・ニューマンは俳優とレーシング・ドライバーの二刀流でした。この役がとても似合ってます。

ハドソン・ホーネットは1989年のアメリカ映画、『ドライビング・Miss・デイジー』でも印象的に登場しています。主演はジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンです。モーガン・フリーマンの出世作と呼ばれています。夫人に雇われた黒人運転手の、人種差別の苦悩と夫人との暖かい交流を描いた作品です。そしてこのカーズにも、小さなフィアット500が登場しています。いつも可愛いフォークリフトのグイドと一緒にいる、ルイージがそうです。ベリッシモ!!

映画やドラマに登場する劇中車は、今回のように『あぁ、あの映画にも出ていたなぁ』と思い出が連鎖して良いですね。次回も(果たして終わりに向けて纏められるのであろうか・・・)お楽しみに。ではまた。

ロータスのおぉ神様より

2024/07/12

熱い夏

7月3日、上毛新聞敷島球場でプロ野球の試合がありました。

巨人-中日戦ということもあって、スタンドは満員。

さらに巨人の先発は地元出身。8回無失点で見事に勝利。スタンドは熱く盛り上がりました。

遠い昔。

あのときも熱い夏でした。

高校2年生だった私は、一塁側のスタンドにいました。

夏の甲子園、群馬大会決勝。

1点をリードして迎えた9回表。この会を抑えれば甲子園というところで、控えの野球部員が紙吹雪を配り、

応援席はすでに勝利を確信している雰囲気。

あと、1アウト取れていれば甲子園でした。

よく、「野球は2アウトから」と言いますが、まさしく2アウトからまさかの同点。そして試合は延長へもつれ込みます。

延長12回裏。センターの頭を打球が超えた瞬間、歓喜の声は、相手のスタンドから聞こえました。

無念のサヨナラ負け。

私は、9回から握りしめていた少し汗ばんだ紙吹雪をそっと座席の上に置きました。

相手のピッチャーは中学の時の同級生で、ちょっと複雑な心境でした。

2年生ながらこの試合を一人で投げ抜き、見事に甲子園への道をつかみ取りました。

甲子園では初戦で優勝したPL学園と当たり、惜しくも敗退してしまいます。

巨人が勝ったこの試合。そんなことを思い出しながら観戦していたら、

9回の裏、2アウトから中日の3連打があり、1点を返します。

「野球は2アウトから」と言われつつ、そのまま終わることが多いわけですが、

終わりが見えた時、そこに隙が生まれるのかもしれません。

今年も熱い夏がやってきます。

3+より

2024/07/03

ミニカーとダイカスト コレクションのきっかけを探す旅 5

アニメーションの劇中車

 過去4回に渡ってご紹介した劇中車コレクションも佳境に入って参りました。今回は皆さまお待ちかね(誰が?)のアニメの劇中車をいくつかご紹介します。アニメも様々なジャンルがありますので、今回はとにかく自動車が脇役なアニメに登場した劇中車にスポットライトを当ててみたいと思います。ですから我が群馬県が誇る『イニシャルD』や、自動車レースアニメの金字塔『マッハGO GO GO』(海外名スピード・レーサー)、僕の好きな『サイバー・フォーミュラ』などは除外してしまいます。(個人的には特集したいですが、それこそ長編になってしまいますから自粛しますね(笑)。)

●ルパン・三世

1971年~現在 原作 モンキー・パンチ

 老若男女、日本では誰もが知っている悪い人(笑)。国際指名手配の泥棒がこんなにも国民に愛されて良いのでしょうか?かく言う僕も、ルパンを愛してやまない大ファンの一人。ストーリーはその世代毎に若干変化はありますので、皆さんの好きなルパン三世を思い描いて下さい。

ルパンと言えば・・・という劇中車は、個々に違っていると思います。まず、思い浮かべるのはメルセデス・ベンツSSKでしょう。黄色いボディに黒いフェンダー、スペアタイヤを背負ったクラッシック・カーです。そしてテレビ放送PART2の最初は継続してメルセデス・ベンツSSK、途中から赤色のボディで黒フェンダーに変わっているだけのように見えますが、実は車体もアルファロメオ・グランスポルトに変更になっています。CMの時にタイヤとハンドルが外れてしまうアレです。(メルセデスのまま赤の場合もあり、まぁルパンは海外の拠点に何台も所有していたのでしょう・・・。)

※メルセデス・ベンツSSK

1928年~1932年 6気筒 7065cc

設計者はフェルディナント・ポルシェ博士、彼はその後フォルクスワーゲンやポルシェを生み出す天才技術者となります。SSKは生産台数33台といわれる希少車両です。ルパン三世では4名(ルパン・次元・五右衛門・不二子)が乗っている事が多いですが、実際には2座席のスポーツカー。映画『カリオストロの城』の中でも、回想シーンで登場しています。ルパン三世PART1からご覧の皆様には、どちらかと言うとルパンの愛車イコール、このメルセデス・ベンツSSKではないでしょうか。

奥はコンビニ1番くじの景品 巨大な樹脂製のメルセデス・ベンツSSK、中央はクレーンゲームの景品、ダイカスト製。手前はトミカのメルセデス・ベンツSSK、もちろんダイカスト製。このような嬉しい製品を出していただけるのもトミカらしい企画だと思います。パッケージはPART1のオープニングをモチーフにしています。トミカは現在も入手可能です

どれもディテールが素晴らしいです。やっぱり泥棒4人組は乗れないかな(笑)。

そしてテレビ放送PART2の最後、『さらば愛しきルパンよ』で、現在のルパンの愛車であるフィアット500が登場します。テレビ放送枠の『死の翼アルバトロス』と『さらば愛しきルパンよ』の2作品は、映画『カリオストロの城』の習作として宮崎駿監督が手掛けたTVドラマで、傑作中の傑作です。30分ものとは思えない内容の濃い物語となっています。是非一度ご覧あれ。

※フィアット500 

1957年~ 空冷2気筒 479cc 15馬力

初代フィアット500(通称トッポリーノ)の後継車。ちなみに初代500愛称トッポリーノは1953年の映画『ローマの休日』で、オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが乗っています。その後、2代目のフィアット ヌオーヴァ500が登場し、イタリアの国民車としての役割を継承します。室内の騒音対策として設定されたキャンバストップ(静音設計という概念ではなく、音を外へ逃がしちゃおう~という発想がおおらかでいいですね)や、小さなリアエンジンが特徴です。アニメの中でも忠実に再現されています。それもそのはず、ルパン三世の作画監督である大塚康生さんの愛車がこのフィアット500であり、映画『カリオストロの城』で登場したヒロイン、クラリスの車は宮崎駿監督の愛車であるフランスのシトロエン2CVです。スタッフは身近にある実車2台をモデルに作画したのですから、それは作中のリアリティーが増す訳ですね。そしてルパンのチューニングと豪快なテクニックが三位一体となって、映画の中では縦横無尽に大活躍します。

手前左側は日本のトミカ、右側はクレーンゲームの景品、双方ダイカスト製です。中央もクレーンゲームの景品、樹脂製で1/12程度でしょうか。分解して全て塗装し、ライト回りなども金属と透明パーツで自作したものです。丁度良いサイズの対戦車ライフル シモノフPTRS(次元が『カリオストロの城』で使っていたものと同じ)がありましたので、載せています。トミカもライフルが乗っていますが、クリップを加工して自作しています(笑)。そして奥の大きなフィアットはUSJのポップコーンバケットです。その放映シーズンにより、ルパンのジャケットの色は緑だったり赤だったり青だったりします。皆さんの思い浮かべるルパンのジャケットは、何色ですか?

後ろ姿も良い感じです。トミカは例のガボっと飛び出して来るスーパーチャージャー?エンジンも再現されています。実車のエンジンもリアエンジンですので再現度は高いです。そして映画に登場する登録番号 R-33 も再現。写真の右、オレンジ色はカリオストロ伯爵が乗っていたオートジャイロ(これもダイカスト製)。

今回はルパン三世だけで終わってしまいました。ルパン三世には実在する劇中車が多数登場します。銭形警部の愛機、埼玉ナンバーのダットサン・ブルーバードは埼玉ナンバーのまま世界中を駆け巡ります(笑)。また銭形警部の気さくで勇敢な突撃隊の部下達は第二次大戦中のカナダ軍のトラック、CMPでルパンを追いかけます。探すと沼にはまります

そもそも1971年の記念すべき初回放送の『ルパンは燃えているか』で、ルパンはフェラーリF1・銭形警部はロータスF1でレースをしていますので、以来車両考証も綿密にされているのだと感じます。素晴らしい。ではまた。

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