2023/3/8
ミニカーとダイカスト ※要するに【命名 亜鉛合金】
かれこれ20年ほど、ホットウィールというダイカスト製のミニカーをコレクションしています。アメリカのマテル社のミニカーで日本のトミカと同サイズ、いわゆる3インチミニカーと呼ばれる分野になります。(乗用車もバイクもトラックもバスも飛行機までも、統一の箱に入るサイズの総称)
最近では大手玩具店をはじめ、ドラッグストアやコンビニでも売っている、炎のマークの派手派手なやつです。皆さんも一度は見た事があると思います。1台400円弱程度、しかし侮るなかれ、1度生産すると数ヶ月で色ちがいや仕様違いとなり、2度と同じ仕様が販売されない為に、プレミアがつくと飛んでもない価格になってしまう、世界中に熱心なコレクターがいるブランドになります。おそらくダイカスト製ミニカーの生産数では世界一なのではないでしょうか。
さて、このホットウィール、パッケージに毎回タイトルがついていて、例えば【CITY】=街で走っている自動車、【RACE DAY】=レーシングカー、【SCREEN TIME】=映画の劇中車という具合です。
しかし、ひとつ不思議なタイトルのシリーズがあります。その名も【ZAMAC】。亜鉛ダイカストの関係者の方々はお気づきかとは思いますが、これって海外の亜鉛合金ダイカスト用の材料名です。そのまま材料名をブランド名にしてしまうとは、なんというユーモアなのでしょうか?しかも鋳造関係者しかわからないというマイナーぶりです。さしずめ日本であれば【亜鉛合金】または【ZDC】といった所でしょうか。この【ZAMAC】シリーズ、亜鉛ダイカストの素材上にクリア塗装を行って、そこにタンポ印刷がされています。見た目は未完成的なこの商品、マニアの方々にはきっと、『SO COOL !!』に見えるものなのでしょうね。
←これはSET販売のもの、パッケージに誇らしげに【ZAMAC】の文字が・・・。
↑これは単品販売のもの、
こちらにも【ZAMAC】の文字。
車種の渋さについては後日また。
パッケージを開けて眺めます。ホントにダイカストの素地に分厚いクリア塗装という、なんとも野性味のある佇まい。湯ジワもヒケもありのままのダイカストをご覧あれ!!と割り切っています。逆にカッコいいです。