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2024/03/29

北関東どてらい市

無趣味・無関心・無頓着の3無のSUNです。

ツマラナイ人間です。

ロータスの おぉ神様!!さんのガンダム素晴らしかったですね。

何がって趣味がお仕事につながるところです。

無趣味のSUNはそういうのにものすごく憧れます。

さて、今回のどてらい市ですが昨年に引き続きGメッセ群馬で3/22から2日間開催され、

弊社は出展はしていないのですが懇意にしているお客様のご招待で行って参りました。

このどてらい市は我々が普段見聞きする展示会とは少し異なっていて、即売会的なコーナーがありとても魅力的です。

会社の業務の一環でなければ高級時計や羽毛布団など普段なかなかお目にかかれない物もゆっくり見てきたかったのですが…。

その他にも作業着の展示販売や民族衣装のようなもの、もちろん工業用工作機械など様々なものがあり、まさに取り扱う幅が『どてらい』な市場のような展示会です。

※どてらいとは関西地方の方言で非常に大きいという意味です。

仮に群馬の方言でコールするなら『なっからでっけぇ市』とでもいうのでしょうか。

そして展示会にはつきものの(?)提供されるグッズたちはこちらです。

レーザー刻印機の展示で実演していただきました。

なんと。こちらのプレート(写真上)への彫刻は5秒程で完成しました。

そして、こんなに小さなカラビナ(赤□部の拡大が下の写真)への彫刻も可能とのことです。

今回も知らなかったことをたくさん知ることができました。

ご興味のある方は多分来年も開催されると思うので是非足をお運びください。

SUNより

2024/03/21

ミニカーとダイカスト

ウェッジシェイプに思いをはせる ・・・マルチェロ・ガンディーニを偲んで・・・

同じ趣味を生きる息子から『ガンディーニさん、亡くなったよ・・・』と告げられニュースを確認。3月18日に85歳で永眠されたそうです。マルチェロ・ガンディーニはイタリアのカーデザイナーです。氏の代表作として日本人に印象深いものと言えば、小生を駄目人間にした大きな要因の一つ、小学生時代を華やかに飾ったスーパーカーブームの火付け役の一台、『ランボルギーニ・カウンタック』でしょうか。

1974年にデビューしたカウンタック、低く幅の広いボディが特徴です。(全高1030mm・全幅1850mm・全長4010mm)とは言っても、現代の自動車サイズでいえば長さはホンダフィット位、幅はトヨタアルファード位、高さはBゼロのポスター程度(笑)です。事務机の上のパソコン位の高さしかございません。よって、今でも平べったく見えるのですね。

ちなみにカウンタックの語源はイタリアの方言『クンタッチ』と言われています。日本語に訳せば『あぁ、びっくらこいた!!』です。まさにそのままの適格なネーミングセンスです。

氏はカウンタックのデザインの前、流麗な曲線で構成されたランボルギーニ・ミウラをデザインし、世界の注目を集めます。そしてその後に全く正反対とも言えるナイフの刃のようなウェッジシェイプのカウンタックをデザインするのです。子供の頃の小生の心に突き刺さったのは何と言ってもドアの開閉です。シザーズドアと呼ばれる前方に引き上げるドアはカウンタックの代名詞です。小生、子供の頃たまたまオレンジ色のそれ、カウンタックLP400を街で発見し、オーナーの怖そうなオジサマに恐る恐る『見せて下さい・・・』とお願いしたことがあります。そのオジサマ快く、『いいよ(笑)』と言って、運転席にまで座らせていただいた記憶があります。

さて、氏はその後もランチャ・ストラトス、フィアットX1/9、ランボルギーニ・ディアブロなどのスーパーカーをデザインし、乗用車ではルノー・シュペール5(サンクと読む)、シトロエンBX(当時は沢山走ってましたね)などをデザインしています。そして現代の多くのデザイナーに影響を与えた巨匠のひとりとして、名を残すのでした。

恥ずかしくなって慌てて辺りを見渡すと、老若男女数名も同じ状況で少しだけ安堵。(笑)

小生のコレクションから氏の作品をいくつかご紹介。

これはものづくりの集大成だ!! 

まずは皆さんご存じ日本のトミカから、ランボルギーニ・ミウラとカウンタックです。1977年~78年のミニカーです。

オレンジ色がミウラ、特徴的なヘッドライト回りのまつ毛?がボディ同色なのが残念ですが、流麗なスタイルを良く表現しています。カウンタックは初期の赤色のLP400、その後ウィングやオーバーフェンダー付きのLP500S(通称ウルフカウンタック)にバトンタッチしています。

トミカのランボルギーニ・ミウラとカウンタック

ランチャ・ストラトスもトミカの1977年のモデルです。初期のロードモデルと、小生と同世代の憧れ、ラリー仕様です。手前2台はグループ5のレース車両、ストラトスターボGr5です。現代ではタバコのスポンサーは、玩具やプラモデルでの表現は禁止されていますが、当時の物はキチンと印刷されています。子供の頃、一生懸命図鑑や雑誌を調べて、アリタリアって航空会社だったんだ!! マルボロってタバコメーカーだったんだ!!と、発見の毎日でした。今はスマホ一つで調べられて、便利な反面調べる楽しさ・・・がスポイルされてしまっている気がしますね。

トミカはどの時代のモデルもトミカらしい、『子供が遊ぶ』と『スケールモデル』が両立した素晴らしい造形です。限られた予算の中で、どこに注力し、どこを抜くか?トミカは、ここをポイントにおいて酒の肴にするのが小生の密かな楽しみ。

トミカのランチャ・ストラトス

そしてこれは小生の大好きな、永大グリップの1/28ミニカーです。これも1970年後半に販売されていたミニカー。しかし、残念ながら10年ほどで姿を消してしまったメーカーのものになります。

トミカと比べると3倍ほど大きく、ダイカスト的に見ても150トン~250トンのサイズで、当時の玩具としては大きな金型を使った鋳造です。更にギミックもたくさん付いています。こちらも写真はミウラとカウンタックの5台。カウンタックはトミカ同様ウルフカウンタックです。実車は当時LP500Sとして紹介されましたが、実はカナダの石油王、ウォルター・ウルフ氏が個人的にランボルギーニ社に特注した、スペシャルモデル。エンジンから何から別物です。実車の生産台数は3台とも4台とも言われていますが、とにかく貴重なマシンなのでした。ミニカーはリトラクタブルヘッドライトが開閉し、シザーズドアも開閉したり、エンジンが見られたりと、現代の精密模型の元祖的な造り込みです。しかし。赤と黒のカウンタックはライトが開きますが、黄色はライト部分の金型が埋められています。金型が途中で壊れちゃったのか?コストダウンでギミックを外したのか?この辺りを考えるだけでもワクワクします。

永大グリップのランボルギーニ・ミウラとカウンタック

そして国際的なミニカーのサイズ、1/43でガンディーニを偲ぶ。

手前2台は左がアウトビアンキ・ランナバウトというコンセプトカー、それを元に量産されたフィアットX1/9(正確にはそのX1/9のコンセプトカー)その後ろ2台黄色とアリタリアカラーはランチャ・ストラトスです。そして後方に白色・オレンジ・黒のランボルギーニ・カウンタック、最後に赤色・黄色のランボルギーニ・ミウラです。ミニカーメーカーも様々、英国のコーギー、フランスのソリド、ドイツのミニチャンプス、日本のトミカダンディ、マルシンなどです。国際規格だとサイズが統一されて、コレクションするのにも飾り易くて良いですが、最近は比較的高額であることや、コレクションし易いトミカサイズに押されてファンも減少しています。

その他諸々、1/43のミニカー達

今日も夜な夜な、自室にこもり、氏のデザインした車たちのミニカーを眺め、氏の功績を偲んでいます

ロータスのおぉ神様より

2024/03/04

ミニカーとダイカスト 超番外編

『デニム曹長、て、敵のモビルスーツが動き出しました!!』

会社にお休みをいただいて、単独で横浜に遊びに行って来ました。目的はこの春惜しまれながら終了してしまうガンダムファクトリー横浜を観るためです。

早朝の高崎を出発し~東京~横浜とJRを乗り継ぎ、みなとみらい線で元町・中華街駅へ。そして横浜マリンタワーを横目に山下公園を突っ切って、いざガンダムファクトリー横浜へ。

事前に予約しておきましたので、待ち時間も無くスムーズにファクトリーに入り、いざご対面です。

お台場の初代ガンダムや現在のユニコーンなど、可動しない立像(ユニコーンは一部可動しますが)は何度も観ていますので、ガンダムオタク45年の小生はそう簡単には驚かないぞ!!と気合を入れておりましたが、見事にその牙城は崩れ去り、まずは立っているガンダム・・・正式にはRX-78F00を観ただけでもう涙目。

これは花粉症のせいです・・・と誤魔化していましたが、午前11時20分、その白いヤツが聞きなれた起動音とともに動きだすと、小生号泣。

恥ずかしくなって慌てて辺りを見渡すと、老若男女数名も同じ状況で少しだけ安堵。(笑)

横浜のガンダム、現在の技術では、アニメのように素早く動くことは出来ません。人が1時間に4キロメートル歩くと想定すれば、18mのガンダムを時速40キロメートルで動かさななければなりません。そんな技術、今の世界にはありません。ですが、持てる技術をフルに使って、ガンダムは歩き出します。非常にゆっくりと・・・それが逆に感動します。

これはものづくりの集大成だ!! 

住友重機・安川電機・川田工業・前田建設を始めとする名だたる企業の参入、たくさんの技術者が真面目に動くガンダムを造ろうとする努力と見えない壁への挑戦、それが観る人々を感動させる。

何より皆さん、苦しいけど楽しんで造り上げたという事が、ものづくりの大切さを語っています。

本来であったら去年で終了のはずが、延期して3年ちょっと。横浜の浜風にさらされて、ガンダムドッグには所々に錆が浮き、油も滲み水垢で汚れたガンダムの雄姿。ものづくりに携わる方々、あと3週間ちょっとで終わってしまいますが、是非ともご覧あれ。

時間があったら横浜散策と思い出かけたガンダムファクトリー横浜、気がつけば4時間も滞在して(笑)そのまま帰路についた小生であった。(しまった、夜のライトアップを見逃した!!)

横浜マリンタワーと正面に山下公園
ドッグに配備されたRX-78F00
メンテナンスブリッジが解放されて
一歩踏み出します。小生、感無量です。
しゃがみます。もう涙で前が見えません。
ファンサービス。たまりません。
そして、あっちむいて上の姿勢。動く実物大ガンダム、子供の頃からの夢、憧れだったんだなぁと気づかされる瞬間です。
因みに、ドッグタワーに上ると、このように見えます。18mのモビルスーツの大きさが実感できます。みなとみらいのビル街をバックに、RX-78F00の雄姿。
そしてゆっくりと歩いて行きます。後ろ姿も凛々しいです。

横浜の白いヤツ、またどこかで逢えたらいいなぁ。

ロータスのおぉ神様より

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